当時はスーパーや商店街が賑わい、豊明市が名古屋市の若夫婦のベットタウンとして多くの方が引っ越して来られたヤングタウンでした(笑)美容室もまだ少なく、キレイを作る場所というより日々の生活の憩いの場という美容室が多かった頃です。中学時代の私はというと、正直「美」に関して無知でした。日本の美に対する文化は時代とともに急速に変わり、ただ髪を切る、白髪をただ染める、セットする、パーマをあてることからヘアデザイン、パーマをかける、ヘアケア、髪や頭皮に負担の少ない美容技術を提案、提供する美容室が増え始めた頃、私はモテたい一心で美容室やファッションに興味を持ち始めます。
美容師になりたい気持ちの中、大学生になってバリアフリーの美容室を作る目標を持つことから福祉に興味を持ち社会勉強する傍ら、美容学校にも行く二足の草鞋を履いておりました。漠然と世界的な美容師になる!!と言っていたと思います。そんな中様々な方々と出会い成長させていただく中で大きな影響を受ける3人と出会います。
その1人は、私の師匠です。美容師としてのイロハを教えていただき、1流とは何か。厳しさと優しさをもって勉強させていただきました。今もいっぱい思い出すことがあります。
2人目は“デザインを作るうえで素材の重要性”を教えていただいた頭皮ケアの薬剤会社の社長さん。特に主婦からのご意見が多い中、髪が年齢とともにツヤ、ハリがなくなっていく悩みをかかえている方が多くなっていることに気づきました。店舗とお客様の間で、求めるサービスにすれ違いが生まれていることに気づいたのです。本当にデザインとケアの両立をしないといけない。お手入れと生活習慣でヘアそのものの質や手入れしやすいデザインをご自宅で美容室の終わったあとのカタチを作れるのか。こういったご要望が多い中、市場は応えきれていない現状を知ったのです。そこで素材を作るヘッドスパ専門店を作る事となります。
3人目は頭皮ケアの社長さんにご紹介していただきお会いすることとなったヘアカラー専門店、ヘッドスパ専門店、美容室などを手掛ける社長です。その方が日々の生活に取り入れやすい習慣型の美容を様々展開され、正しい習慣を続けることがよくなる秘訣というお話をお聴きしていくうちに「美容を通じて元気と笑顔になる社会に貢献していく」という想いに繋がったのは、このような経緯があったからこそ。誰かのキッカケになるような身近な美容室で在りたいと考えています。
また、私は2代目になりますが、AMONは当時のような懐かしい美容室の雰囲気も残したまま、町の人々との関係性を大切にし‘‘街のヘアドクター“として、様々な取り組みを行なってまいりました。美を通じてお伝え出来ること、私達が出来ること、先代の想い、地域の皆様に貢献していきたい・・・
そこで掲げたのが『美容を通じて元気・笑顔にする』ということでした。その為にも、私達が提供していくものは「髪、頭皮をキレイに」と、「笑顔」であると考えました。人は元気だと「笑顔」で溢れます。いつの時代でも健康第一、笑顔で元気な暮らしを過ごしていきたいですよね。そして「美」には人を「笑顔」にする力があると私は考えております。サラサラの髪は人を笑顔にさせますし、キレイな頭皮は身体、脳内に活力を与えます。キレイな見た目は明日のエネルギーに変わる。そんな「美」に関わる私達だからこそ、スタッフも私も常に元気・常に「笑顔」で在り続けたいと考えております。
AMON cinq esに来たことのある方なら分かって頂けると思いますが、スタッフとお客様との距離はとても近く、お互いの関係性を大切にしております。いつ見ても楽しそうです。楽しい場所だと、毎日の生活も楽しくなってきますよね。今日はどこに行こう?髪がサラサラだと気持ちいい、、、などなど、お客様とスタッフ同士で、おうちでの美容話やお手入れ話で花が咲いている…そんな光景も見られます。マッサージやヘッドスパも「AMONの母たち」中心に愛情こめてしてくれますし、頭皮、肌にいい商材も揃っています。小さい頃から身体に良いもので美しくなりたいというお母さんの声にも応えていきたい。「健康」にもこだわっていきたい。
運動や姿勢を通して美しくなれることは山ほどあります。私はそんな明るく楽しい光景を、これから先何年、何十年と大切にしていきたいと考えております。これからも、AMONは“町の元気発信基地”として、いつ来てもワクワクしながらキレイにしていただける場所であり続けるよう、色んなことに取り組み、挑戦していきたいと考えています。そして、そのスタッフ同士も、お客様と取引先の方とも、『家族のような人間関係を創る』を目指し、これからも日々学び、取り組んでいきたいと思います。
AMON cinq es マネージャー 大矢 祥央